ハイブランドにそっくりな香りのプチプラ香水 Vol.12
「ハイブランドにそっくりなプチプラ香水」、みなさまのおかげで連載1周年を迎えました。いつもご覧いただきありがとうございます。今回は少し特別に、誰もが知っている『シャネル』からNo5、No19に続く大ヒット作“COCOシリーズ”より「ココマドモアゼル」にそっくりなプチプラ香水をご紹介♡必見です!
2019年11月26日更新
記事の目次
[1]歴史的名香を現代風にアレンジ!いいオンナの香りといえば「ココマドモアゼル」
出典 theperfumegirl.com/perfumes/fragrances/chanel/coco-mademoiselle/
『シャネル』の三大香水といえば、「No5」「No19」「COCO」が挙げられます。「ココマドモアゼル 」は名前のごとくCOCOの〝お嬢さん”バージョンとして2001年に誕生しました。
どっしりと重厚感がありスパイシー、ドレスや毛皮をイメージさせる「COCO」とは異なり、「ココマドモアゼル」はシトラスが弾ける軽やかさを持った日常使いできる香り。
しかし〝お嬢さん”バージョンだからといって侮ることなかれ!洗練を極めた上品で高級感溢れる香りはさすが『シャネル』。
カリスマ美容ライターの齋藤薫さんも「一生使い続ける最愛の香水」として愛用されています。若い女性だけでなく、香水上級者や、大人の女性たちをも夢中にさせる名香です。
[2]一生アイテム!「ココマドモアゼル」
Coco Madmoiselle Eau de Parfum(ココマドモアゼル)
CHANEL(シャネル)
2001年発売 発売当初価格:13,000円 税別(50ml)
調香師 Jacques Polge
調香 オリエンタルフローラル
■トップノート
マンダリンオレンジ オレンジ ベルガモット オレンジブロッサム
■ミドルノート
ジャスミン ローズ イランイラン ミモザ
■ラストノート
パチュリ トンカビーン オポポナックス バニラ オークモス ムスク
■持続力
★★★★★ かなり長い
■香りの強さ
★★★★☆ 強め
トップノートはシトラスのシャワー!スッキリとしたオレンジやベルガモットの香りが弾けます。すでにパチュリも香るので高級感はバッチリ。
パチュリは「墨汁のような匂い」と表現される苦みのある香りですが、この香りこそCHANELの香水だ…!と感じられるのではないでしょうか。
ミドルノートからはシトラスの酸味が少し薄くなりまろやかに。フローラルの中でもローズが目立って香ります。
そしてラストノートではさらに香りが変化して、温かみのあるバニラやムスクが肌に残りました。パチュリの香りはトップノートからラストノートまでずっと香り続けます。
爽やかなシトラスで始まり、ゴージャスなローズを経て、最後にはほんのりと甘い香りでフィニッシュ。なんと万能で多面的な香りなんでしょう!
良い香りの全方位堪能することができる「ココマドモアゼル」でした。
[3]隠れた名品!知る人ぞ知る「Zen(ゼン)」
Zen EAU DE PARFUM(ゼン)
Shiseido(資生堂)
2007年発売 発売当初価格:5,500円 税込(30ml)
調香師 Michel Almairac
■トップノート
グレープフルーツ パイナップル マンダリンオレンジ ベルガモット ローズ
■ミドルノート
フリージア ガーデニア バイオレット スズラン ヒヤシンス ロータス アップル オリス
■ラストノート
パチュリ シダーウッド インセンス アンバー ムスク 杉
■持続力
★★★★☆ 長め
■香りの強さ
★★★☆☆ 普通
この黄色い「Zen(ゼン)」は1964年に発売されたオリジナルの「Zen(ゼン)」(黒いボトル)をリニューアルした香りです。黒のボトルの「Zen(ゼン)」は全く別物。異なった香りですのでご注意を。
トップノートは「ココマドモアゼル」と同じシトラスとパチュリ。出だしからそっくりで驚かされます。
しかし、ミドルノートから少し異なり、「ココマドモアゼル」はフローラルが強く、重厚感のある香りになっていきますが、「Zen(ゼン)」はフルーティで、フローラルはあまり感じられません。
ラストは「ココマドモアゼル」ほど甘さは無く、ウッディーな香りとムスクが肌に残ります。
パチュリは「ココマドモアゼル」と同じく、トップノートからラストノートまで香り続けます。
全体の印象として、「Zen(ゼン)」は「ココマドモアゼル」をより瑞々しく、軽く仕上げた香りでした。シトラスとパチュリが香りの主役である事はそっくりですよ。
[4]『シャネル』より好きになるかも!?
「ココマドモアゼル」使ってみたいけど持続力も香りの強さもモンスター級。普段使いとしてプンプン香らせるのは、香水初心者や若い女の子なら香害になってしまわないか心配。
そんな人に「ココマドモアゼル」を軽くした「Zen(ゼン)」はぴったりです!
なかには「ココマドモアゼルより好きかも!」という方もいるかもしれませんね。
※今回はプチプラと言うほどのお値段ではありませんでしたが、半額以下という事でご容赦いただければと思います。